世界設定

メモリア・イーター
 『知識』や『思い出』を糧にして生きている大陸。生きるためにそれらを集める器官として『目』を作った。
 10年周期で新しい『思い出』を食べなければ"食べ飽きてしまう"。
 そのため30年前から思い出を取り入れる『目』のうち、特に『左目』を10年ごとに呼び寄せている。
 しかしレヴィア曰く、こちらに来ている人間は5人。
 最北端は未開の地になっている。

メモリア王国
 治安や経済、衛生などで国を揺るがすような危機は起こっていない。
 5年前に養父が倒れて以来、ミツヤが王として統治している。
 ――光太は街の風景を見て「中世ヨーロッパ」と評した。
 金融方面では「ゴールド」が使われており紙幣は存在しない。

大眞帝国(グレート・キャメロット)
 軍隊は最小限しか持たず、別に悪いわけでもない。奏詩の魔王という称号は、強力な魔法を使う王であるからという理由で付けられた。
 ドラゴンが絶滅危惧種になっている。
 魔王城は中世の教会のような城。大陸のはるか西にあるという。

魔法
所有者が限定されているもの
 ――≪炎熱の魔眼≫
   所有者:アイリス、光太
   効果 :対象を見るだけで燃やす。
 ――『時空魔法』
   所有者:奏詩
   効果 :時間を巻き戻す。(他の効果があるかは不明)
攻撃魔法
 ――『フレイム』
   効果 :火炎を放つ
 ――『ストーム』
   効果 :突風を起こす魔法
 ――『ブリザード』(未使用)
   効果 :氷の嵐を巻き起こす魔法      
 ――『ブレイク』
   効果 :破壊魔法
 ――『クラッシュ』
   効果 :上級の破壊魔法
補助魔法
 ――≪重量軽減≫
   効果 :かけられた対象物の重量(体感重量?)を減らす。
   備考 :対象物はそこそこ高価なものになる。
 ――『アクア』
   効果 :水を放つ
   備考 :第四話で使用
 ――『フライ』
   効果 :空を飛ぶことができる
 ――『ロック』
   効果 :命中率を上げる、照準固定魔法
 ――『アクセル』
   効果 :素早さを上げる
 ――『ミスト』
   効果 :辺りを霧で包む

メモリア流剣術
 基本の型(兵士も使える初歩の技)
  ――上段から斬り下ろす『斬(ざん)』
  ――下方から斬り上げる『断(だん)』
  ――突きを繰り出す『突(とつ)』
  ――横に薙ぐ『刃(じん)』
 秘技(基本の型がパワーアップしたもの)
  ――渾身の力を込めた袈裟切り『絶(ぜつ)』(元は『斬』)
  ――素早く力強い突き『疾風(はやて)』(元は『突』)
  ――相手を吹っ飛ばす『衝破(しょうは)』(元は『刃』)
  ――斬り上げてから斬り下ろす『瞬牙(しゅんが)』(『断』と『斬』の組み合わせ)
 奥義(王族しか使えないものであり、元々は『基本の型』と『秘技』を組み合わせた『複合奥義』しか存在しなかった。現在は光也の編み出した『単独奥義』も存在している)
  ――『瞬牙』のあとに『突』を繰り出す『瞬牙突(しゅんがとつ)』(複合)
  ――『斬』から『瞬牙』に繋げる『瞬牙斬(しゅんがざん)』(複合)

『あれ』
 アイリスやミツヤが光太に到達しなければならないと言うもの。
 光彩曰く【『時間』という概念を超越している空間】。
【『縦』・『横』・『高さ』・『時間』から成る、四次元空間だったのではなかろうか】とも言っている。