登場人物
・火浦光太(ひうら こうた) 16歳
一応本筋の主人公。日本人でミツヤとアイリスによってメモリア・イーターに呼び出された。学校からの帰宅途中、友人と別れた直後だった。
《炎熱の魔眼》をアイリスから授けられラティア、アイリスと共に『左目』として大陸を旅することになる。
日本に家事が苦手な(?)姉がいる。黒髪黒眼。ただし、魔眼を使うときには目が紅くなる。
・ラティア・フォン・メモリア 15歳
ヒロイン。美少女で、年齢は主人公と同じくらい。一人称は『私』。肩辺りまでの金髪を持っている。
一応王女様という立場であるおかげか常に敬語だが、テンションが高いのでちょっと砕けている。
小さい頃に兄の剣術の練習を見学しているうちに自らも剣に触りたがるようになり、剣術を習い始める。今では常に剣を持ち歩き、その腕は超一流。
ちょっと……否、かなりブラコン。
・ミツヤ・ウィル・メモリア(相葉光也(あいば みつや)) 26歳
ヒロインの兄。もちろん顔立ちは整っている。一人称は『俺』。公共の場では『私』『僕』を使うことも。
病気で寝込んでいる養父に代わって国政を任されていて、かなり賢い。また、アイリスに与えられた力によって剣術の天才と謳われ、その腕は当たり前だがラティア以上。
主人公をこっちの世界に引き寄せた張本人にして自身も2番目の『左目』。
10年前、『アイ』しか名前をもっていなかったアイリスに名前を与えた。その頃の剣を今でも使っている。彼が使っているのは正確にはメモリア流剣術ではなく、その祖先とでも言うべきものである。
現在は国政を任されるものとしてかなり忙しい生活を送っているらしい。
11話でシスコン疑惑、浮上。
剣だけで本気状態の奏詩と渡り合う事が出来るらしい。二人はそこそこ仲も良い様子。
・アイリス・メモルライト 見た目は17歳ぐらい
性格:明朗快活で知的好奇心の赴くままに行動するが、トラブルメーカーというわけではない。また、ノリがよく、ユーモアも解する。
能力:《炎熱の魔眼》といくつかの魔法。魔法は、名前を言わなくても使えるようす。肉弾戦では蹴りが得意。
補足:思考はこの上なく柔軟で、「いや、ムリだから!」という感じのツッコミをしない。
メモリア・イーターの『右目』の精霊。人間より遥かに長く生きていることを認めている。
大陸にやってきた『左目』にひとつ、能力を与える事が出来る。
「ブレイク・キャノン」という名の勢いをつけたとび蹴りを使う。
・レヴィア
ミツヤにしか姿を見せず、『真実』を与え『助言』をする謎の女性。
黒いマントにフードを被っているため、小柄だと言うこと以外の外見は全く分からない。が、恐らく二十代前半。
アイリス、というよりむしろ『大陸』――メモリア・イーターそのものに対し、憎しみすら超える感情を抱いている。
光也・光彩には敵意を向けられるように接さなければいけないらしい。アイリスと戦って圧勝出来るだけの力があり、過去・現在だけでなく未来や人の心まで見通す力を得た。
光也とは元の世界で中学・高校と一緒……腐れ縁と呼べる仲で、光彩とも仲は良かったが、大陸を維持させまいとする意志によってこの世界に呼びこまれた。
『全てを取り戻す』ため、色々と裏で動いている。
・菅原奏詩(かんばらそうし) 見た目は20歳前後
見た目は身長175cm中肉中背の優男で、黒い髪と瞳が特徴の至って普通な男。
この世界に初めて召喚された男で、現魔王。一人称は「俺」
執事であるクリスティアーネと血の盟約を交わしている。
超一流の魔術師。また、剣術も人並み以上には出来る。
クリスティアーネとの関係は99%の信頼と1%の殺意で成り立っている。
ミツヤは一人目のことを「光(ヒカル)」と呼んでいた。
奏詩は偽名。本名は光なのですが、魔王の名前が光というのはどうなのかとクリスと協議した結果、奏詩に・・・
コウタには会いたがっており、会えた際にはひとつどうしても聞いておきたいことがある。
ペットで不死鳥を飼っている。
・クリスティアーネ=レイ=ラルフィオーネ
見た目は身長160cmのグラビアアイドルのようなスタイルで、プラチナブロンドの超ロングヘアーとルビーのように赤い瞳が特徴の美女。
魔王の執事兼王佐にして、剣も教育も魔術も政治もマスタークラスな上に顔まで良いという完璧超人。
吸血鬼の真祖(デイライト・ウォーカー)であり、損壊しない限り不老不死の肉体を持つ。
通常はパンツスーツに男物の真紅のドレスローブを半脱ぎで着流している。
魔王とは血液を提供する代わりに剣となり力となり駒となる契約を結んでいる。
魔王に対しては70%の信頼と27%の本人曰くモヤモヤとした感情と1%の殺意と2%のサディズムで成り立っている。
クラスは”執事(バトラー)”だが、さらに上級のランドチュワードも兼ねている。
通称”クリス”好きな飲物は”赤ワイン”
・春日 光彩(かすが ひかり)
14歳。一人称は『わたし』。
活発な性格をしてはいるが、時折、身体が弱かった頃の弱々しさを感じさせることがある。
次期国王――光也の二歳年下の幼なじみであり、光也がこの世界にやってきたのと同時期に、何者かによってこの世界に召喚され、『あの場所』――光太たちが『あれ』と呼んでいる場所に直接飛び込んできてしまった。
『一人目』から『三人目』のように特殊な能力は授けられてはいないが、『あれ』に到達(?)して人間の身体の構造に関する知識を得たため、以下の三つの能力(?)を使うことができる。
1.自然治癒力を高めて怪我を治す(使った時間分だけ肉体が歳をとる)。
2.他者の視線や気配を敏感に感じとる(自分に向けられたもの限定)。
3.人並み以上の身体能力を発揮できる(やりすぎると身体が弱かった頃のように倒れてしまう)。
レヴィアとどういう関係にあるのかはいまのところ不明。しかしミツヤ同様、嫌悪感を抱いてはいる様子。
立ち位置的には、『四人目』というよりも『二.五人目』(『二人目』である光也と三人目である光太の間)といったところ。元の世界からやってきた人間の中で、唯一、明確な目的を持っていない。
・行商人の男(仮) 26歳
紅髪。ミツヤと共に1年間旅をした。その為アイリスとは知り合いであり、旅のことについても詳しいそぶりを見せている。
一人称は『俺』。妻子持ち。ミツヤとは5年前に会って以降、連絡を取っていなかった。
・兵士長
40代半ばで大柄。声も大きい。
・銀髪の青年
ラティアに向かって殺すつもりで技を仕掛けた長髪の青年。光太に髪の毛の先を炙られた。
・黒衣の男女
銀髪の青年と同じように現れ、アイリスと交戦した。その際アイリスの裏をかき逃亡中である。
・≪彼≫
レヴィアが呼ばれたのと同様の理由で生まれさせられた存在。そのためレヴィア同様、この世界に対して強い憎しみを植えつけられている。
人の心を操り、圧倒的な破壊の力を与えられた、と言われている。
・虚ろな目をした男
正体不明。王宮内で移動していたラティア達に斬りかかってきた。レヴィアによってどこかに飛ばされた。
○三人称のまとめ
・火浦光太(ひうら こうた)
ラティア→ラティア
光也→陛下(地の文では次期国王)
アイリス→アイリス
レヴィア→???
奏詩→魔王
クリスティアーネ→???
光彩→???
行商人の男→???
・ラティア・フォン・メモリア
光太→コウタさん
光也→兄様
アイリス→アイリスさん
レヴィア→???
奏詩→魔王
クリスティアーネ→???
光彩→???
行商人の男→???
・相葉光也(あいば みつや)(ミツヤ・ウィル・メモリア)
光太→光太くん
ラティア→ラティア
アイリス→アイリス
レヴィア→レヴィア
奏詩→???(アイリスと二人だけのときには光と呼んでいる)
クリスティアーネ→???
光彩→???
行商人の男→???(二人の時にお前、と呼んでいる)
・アイリス・メモルライト
光太→コウタ
ラティア→ラティア
光也→陛下(地の文と、光也と二人だけのときにはミツヤ)
レヴィア→???
奏詩→ソウシ(ときどきヒカルと呼んでしまう)
クリスティアーネ→???
光彩→???
行商人の男→???
・レヴィア
光太→???(ミツヤとの会話で『3人目』と呼んでいる)
ラティア→ラティア様
光也→陛下
アイリス→右目
奏詩→???
クリスティアーネ→???
光彩→???
行商人の男→???
・菅原奏詩(かんばら そうし)(菅原光(かんばら ひかる))
光太→???
ラティア→???
光也→???
アイリス→???
レヴィア→???
クリスティアーネ→クリス(嫌味を言うときはクリスティアーネ君)
光彩→???
行商人の男→???
・クリスティアーネ=レイ=ラルフィオーネ
光太→???
ラティア→???
光也→???
アイリス→???
レヴィア→???
奏詩→陛下(あるいは魔王陛下)
光彩→???
行商人の男→???
・春日光彩(かすが ひかり)
光太→???
ラティア→???(レヴィアとの会話で王女様と呼んでいた)
光也→ミツくん
アイリス→???
レヴィア→レヴィア
奏詩→???
クリスティアーネ→???
行商人の男→???
・行商人の男(仮)
光太→???
ラティア→ラティア様(直接の面識はなし)
ミツヤ→ミツヤ
アイリス→アイリス
レヴィア→???
奏詩→???
クリスティアーネ→???
光彩→???